ミーハーはまを言霊ノート

データ分析を頑張る30代イクメン/セルフリファレンスの権化が人生の指針/淡い淡い夢はメディア露出

男性育休を取得したら料理するようになって科学だと気づいたよってお話

 

 

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こんにちは!

 

はまをです。

 

前々回、男性育休を取得した主夫としての総括を書きました。

 

hamawwo.hatenablog.com

 

 

その中で育休をとってよかったと思う理由について3つ記載しました。

 

  1. 育児について、子どもと向き合う時間が長く、パパの自覚が生まれたため。
  2. 家事について、妻が普段行ってくれている家事の全体像が把握でき、私自身できることが増えたため。
  3. 家計について、家族に関する将来像を考えることができたため。

 

今回はその2.家事編です。

 

家事というより、料理に関することを書きます。

 

気づきや考えたことのメモになりますことをご了承ください。

 

 

ボヤキ

 

私「育児本に書かれていること、このブログに書きたいことと似ていることが多くて、自分の考えも間違ってないんだなって思った!」

ママ「(テレビを見ながら)へーそう。ってかこの平野紫耀くん、かっこいい時の髪型だ!」

私「(間髪を容れずその感想…絶対私の話聞いてない)確かにかっこいいね!」

ママ「だよねー!」

 

家事を行う上で一番の報酬は、相手への思いやりです。

 

パパは海のような広い心を持ちましょう。

  

タイムスケジュール(再掲)

 

まずは家事全般を把握するために、

 

前回把握した、娘が生後2か月ころのおおよそ1日の、

 

私のスケジュールを再掲します。

 

1日のスケジュール

**********

8:30起床

食器片付け

洗濯物取り込み、たたみ、しまう

加湿器給水

 

朝ごはんの準備

掃除機かけ

ゴミ集め、ゴミ捨て、ゴミ袋セット

**********朝ごはん食べるまでに40分

洗い物1

オムチェン(おむつ替え)、抱っこ

10:00〜12:00自由

 

昼ご飯準備

洗い物2

オムチェン(おむつ替え)、抱っこ

買い物(献立考案、リスト化)

15:00〜17:00自由

お風呂入れ

風呂掃除

風呂沸かし

 

夜ご飯準備(献立理解、材料や器具の用意、切る、入れる、調理)

洗い物3

オムチェン(おむつ替え)、抱っこ

20:30〜21:30自由

ミルク作り

寝かしつけサポート

22:30〜自由

就寝

**********

 

 

現状

 

料理において、今まではパパ(私)の食べたいものに対して、

 

ママが献立を考え、買い物を実施、料理まで実施していました。

 

パパは食べ終わった皿を洗うのみで、時々評価(美味しい!と伝える)係だったと思います。

 

厄介なことに、パパは多くの野菜摂取を希望することが多く、

 

家計のうちの食費が高いというママの認識がありました。

 

課題

 

現状を認識した上で課題を考えてみますと、以下のようになりました。

 

  • A.健康的な栄養バランスを考えたときに、どのくらい野菜を摂取すべきなのか把握できていない
  • B.食費が高い
  • C.献立考案~料理まですべてママ一人で行っており、役割分担が不均衡

 

これらの課題のうち、AとBは保留とし、Cを最重要課題として解決することにしました。

  

 

課題検討

 

課題検討の結果は以下の通りです。

 

課題A.健康的な栄養バランスを考えたときに、どのくらい野菜を摂取すべきなのか把握できていないについて

 

まずは健康的な生活のために、生活の三要素「食事、運動、睡眠」が大事だと考えました。

 

食事については、栄養バランスを保ちつつ、安く抑えたいニーズがあります。

 

運動については、娘とのお散歩と、入浴中のストレッチで対応することにしました。

 

睡眠については、決まった時間に寝るという規則正しい生活、

 

起床には音と光を利用した機器(IoT電球Hue、アプリSleep Cycle)で対応することにしました。

 

ちなみにIoT電球のHueは、メンタリストDaigoが書籍『超集中力』で紹介していた機器です。

 

IoT電球Hueは、時間になると電気をつけるというタイマーをセットすることができたり、スマートフォンで操作できたりします。

 

www.philips-hue.com

 

朝6:30にセットし、起きた時にはライトがすでについている状態で、

 

それなりに気持ちが良いです。

 

ただやはり太陽光に勝る光はないので、陽の光を浴びましょう。

 

さて、生活の三要素「食事、運動、睡眠」のうち、運動と睡眠は対処できそうだったので、

 

食事についてお話を進めます。

 

食事を提供と摂取、あるいは需要と供給として捉えると、

 

まずは需要という側面で、成人の1日の目安エネルギーが知りたくなり、簡単にググりました。

 

こちらのサイトで、成人の1日の目安エネルギーが計算できます。

tdeecalculator.net

 

ただし、これを満たす献立を考えるの面倒!という結論に至り、一旦エネルギーに関しては保留にします。

 

課題B.食費が高いについて

 

食事の供給という側面で、食材を調達することを考えます。

 

食費について世間一般の目安として、月の予算は収入の15%らしいです。

 

ここで、各食材費の把握が必要(固定費、変動費)と考えました。

 

しかしながら、これについても上記を満たす献立を考えるの、面倒!という結論に至り、食費についても保留にします。

 

課題C.献立考案~料理まですべてママ一人で行っており、役割分担が不均衡について

 

役割分担がアンバランスであったことを反省し、いったんパパが料理全般を担当することを合意しました。

 

料理全般を担当することで、私自身が経験し理解したうえで、

 

今後の役割分担について議論していくことができるためです。

 

私の人生の指針、セルフリファレンスの権化です。

 

自己紹介記事を参照

 

さて、改めて料理の要件を思案し、3要件「安い、栄養、ラク」について考えます。

 

まずここでも安いについては、課題B(高い食費)で検討した通り、保留とします。

 

栄養については、簡単に調べた結果、

 

迷った時の万能食材として下記を前提知識としてインプットしました。

 

  • (常備1)ごはん、卵、鶏むね肉、豚こま切れ、高野豆腐、大根
  • (常備2)キャベツ、もやし、ジャガイモ、豆腐、納豆、鮭/鯖切り身、サンマ
  • (常備3)アボカド、バナナ、パスタ、そうめん

 

ラクについては、自分で考えるよりなるべく自動化したい、でもカスタマイズもしたい思いがありました。

 

分からない人間(私)が考えてもらちが明かないため、有識者にお話を聞くべく、

 

管理栄養士の資格を持つ友人に相談しました。

 

相談の結果、当面スマートフォンアプリを利用することにしました。

 

解決策 

 

以上の検討の結果、3つのアプリを駆使した実施計画に至りました。

 

  1. 基本的にアプリ「Menew」で自動的に6日間の献立決め、買い物リスト作成する
  2. 別途食べたい献立があれば、アプリ「クラシル」で対応、余った食材はアプリ「pecco」で残りの1日を決定する
  3. 1週間実施してみて、食費の目安を把握したうえで次週の献立に反映する

 

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アプリ「Menew」によって献立決め及び買い物リスト作成が自動化されることで、

 

料理の三要件のうち「ラク」を満たすことができます。

 

買い物リスト自動化機能は、本当に感動しました。

 

さらに、管理栄養士の友人も3つのアプリ「Menew」「クラシル」「pecco」を利用しているという実績から、

 

保留にしていた課題A及び料理の三要件のうち「栄養」を解決できる見込みです。

 

そして1週間のPoC(Proof of Concept)実施後、次週どうするのかを改めて決めることによって、

 

保留中の課題B及び料理の三要件のうち「安い」を満たすことを目指します。

 

 

実施結果

 

まず結論から申し上げますと、とてもうまく運用することができました

 

結局、使用したアプリは2つ「Menew、クラシル」となりました。

 

peccoは、購入材料の残り物が少なすぎて献立がうまく出なかったこと、

 

さらに複数を使い過ぎるのが面倒という理由で削除しました。

 

また後から知ったことですが、アプリ「DELISH KITCHEN」でもMenewと同様のことができるらしいです。

 

ただ、自動で買い物リストまで作成してくれる機能はないかもしれません。

 

ここで残念ながら、保留中の課題B及び料理の三要件のうち「安い」を満たすことは残課題となりました。

 

絶対的信頼を置くアプリ「Menew」の、自動献立のまま作ろうとしてしまい、

 

普段買わないような食材も一部購入したことで、材料費が高くなってしまいました。

 

私が担当する前はすべて妻が材料調達を担当しており、

 

その時と比べて、食費が約1万円も上がってしまいました。

 

申し訳なさと同時に、妻の材料調達能力の高さに、驚きと尊敬の念を抱きます。

 

これについては、今後も料理を続け経験値を高めてレパートリーを増やすことで、

 

今ある食材で献立を構成する能力を身に付けたいと思います。

 

ここで参考までに、料理したものリスト、46日分の夕食一部抜粋は以下の通りです。

 

レタスチャーハン、和風ハンバーグ、ハヤシライス、ツナコロッケ、ニラ玉、小松菜ベーコンスープ、生姜焼き、カボチャの煮物、ネギと長芋オムレツ、肉じゃが、長芋のり和え、カレー、カレードリア、小松菜スープ、キャベツ味噌炒め、肉じゃがマヨ炒め、ちらし寿司、味噌汁、焼きアスパラチーズ、白身魚の洋風レンジ蒸し、ポークソテーブロッコリーポテトサラダ、大根と厚揚げの煮物、ポテト卵焼き、たらこポテトサラダ、たらこにんじん卵炒め、ぶりの味噌マヨネーズホイル焼き、ブロッコリーの粉チーズ和え、豚バラ大根、タコの和風和え、蓮根と豚こんにゃくの旨煮、イタリアンコールスロー、豆腐ハンバーグ、オムライス、豚肉白菜のコンソメ煮、キャベツコールスロー、餃子、白菜とにんじんサラダ、鮭の塩焼き、きんぴらごぼう、卵の中華炒め、水菜とささみナムル、ロール白菜、アスパラのゴーダチーズ焼き、シチュー、キャベツの味噌煮、長ネギワカメのさっぱり和え、蓮根つくね照り焼き、白菜塩昆布和え、麻婆豆腐

 

料理やってる感ありますね!

 

ありがとうございます。恐縮です。

 

 

懸念と対策

 

・やっぱり別のものが食べたくなる等、臨機応変性が下がるのではないか?

 

献立決めの際にクラシルやググることでママの要望を伺うことで対応しました。

 

また、一度決めた献立については変えることはない方針でいきました。

 

・急に用事が入ってご飯を作る時間がなくなるのではないか?

 

都度コミュニケーションをとお互いできるところを担当することで乗り越えました。

 

また、すぐ用意できるもの(冷凍食品。または材料以外にも調理法を含む)をストックしておくことで対応できました。

 

・余った食材が無駄になるのではないか

 

都度材料でググることで、特に無駄にすることはありませんでした。

 

 

気づき

 

・家事も効率化したらストレスフリーになり、家事の中でナンバーワンストレスは料理

 

前回の記事で、主夫としてのスケジュールを把握した上で

 

各要素に分解し、アプリを利用することで考えるストレスを減らすことができました。

 

料理は科学実験と類似しており、調理器具の性能で調理へのモチベーションが大きく変わる

 

まず、レシピには専門用語が多く、一つ一つの語を確認するのが面倒でした。

 

例えば以下のレシピを見てみます。

 

www.kurashiru.com

 

その時を含めた、レシピを見て直感的感想のメモがありましたので、紹介します。

 

(玉ねぎで1cmのくし切りってなんだよ)

料理って切り方まで指定されるの?たまったもんじゃない

 

「焼けてきたら」って色弱の私に色判断しろってのか?見えねーよ

 

全体に油が馴染むまで…

馴染んだ状態をど素人がどうやったら分かるんかね。

 

ひと煮立ちって何?

人が煮て立つわけ?

 

そもそもアクってなんなの?調べても良くわからんのだが。

 

てか新しい玉ねぎを出して切った後、冷蔵庫に昨日使った残りの玉ねぎあったやーん。新しい玉ねぎ出しちゃったわーい

 

小さじとか大さじとかいちいちスプーン変えんのめんどくさいよ

1.2を入れてってiPhoneじゃ数字が小さすぎて見えないから全部一緒にしちゃったよ

 

ねえ、またひと煮立ち?

 

三段階で味を染み込ませるだあ?

謎の三段論法なの?

 

落とし蓋って、普通の蓋とはなんか違うんか?

 

(別日)

やけにネギ多いなぁと思ってたら、今切っているのは長ネギで、必要なネギは万能ネギ(青ネギ)だったよ。やけにネギ一本って多いなと思ったよ。

 

このように、専門用語が多い点、一つ一つ調べる点は科学実験と料理は似ています。

 

次に、料理をプロセスで分解してみると、以下のように考えることができます。

 

献立考案→買い物リスト作成→献立理解→材料や器具の用意→切る→入れる→調理→食べる(評価)

 

これは科学実験のように、

目的把握→材料準備→手順理解→器具の用意→実験→結果レポートと類似しています。

 

このうち、前半はアプリで自動化できましたが、後半の切る→入れる→調理については、

 

調理家電や調理器具の性能で大きく効率化できると気づきました。

 

例えば、今使用している電子レンジは私が一人暮らしで使用していたものなので、機能が限られています。

 

電子レンジで加熱する料理の場合、性能が足りずなかなかうまくできません。

 

オーブン機能がないため、焼くこともできません。

 

こうなると料理へのモチベーションが下がってしまいます。

 

あるいは、みじん切りを行うにしても、一つ一つ切るのはとても面倒ですが、

 

みじん切り器具を利用すると、いとも簡単にみじん切りしてくれます。

 

感動のあまり、みじん切り器具を使用した際

 

「うおおおおおおおおお」と言いました。

 

本当です。

 

それに対して妻からの一言、

 

「別に普通じゃん。」

 

調理器具と料理のモチベーションは大きく関係していることに気づくことができました。

 

早々にオーブンレンジを購入したいと思います。

 

・料理ができなかったパパもやればなんとかなる

 

これについては、思っていたよりも「できた」と感じることができたのは、

 

ひとえに、ママがパパの自由な発想と行動を許容してくれたおかげだと思っています。

 

料理をするには、様々な器具や調味料などの事前準備が必要です。

 

焼きたいと思っても、フライパンがなければ焼けません。

 

酒、みりん、醤油を加えたいと思っても、なければ買いに行かなければなりません。

 

妻がこれらを日常のうちにそろえてくれているからこそ、すぐに調理に取り掛かることができるのです。

 

妻に感謝です。

 

学び(=新たに気づき、行動を変化したこと

 

家事は8割の継続性と、2割の創造性が求められ、大前提に必要なことは思いやりと主体性だと理解する

 

妻曰く、パパ自身できることが増えてきた弊害として、

 

にわか知識がついたせいで、いちいち口出しされるのがうっとうしいとのことです。

 

私なりのやり方でそれなりにうまくいってしまったがために、妻のやり方に口出ししたくなる事態がしばしば起こります。

 

パパはその場で言いたいことをぐっとこらえて、海のような広い心で許容しましょう。

 

後でそっと修正すればいい話です。

 

・美味しい、と口にする

 

特に料理をしたことで、こんなにも言われないと寂しく、また言われると嬉しい言葉なんだなと実感しました。

 

美味しいは幸せの素です。

 

・これからも心理的安全性を確保できるパパとして行動する

 

パパは海のような広い心を持ちましょう。

 

 

ご参考

 

料理について俄然やる気になった私ですが、

 

書店でこんな本に出会ってしまい、即買いしました。

 

キッチン・インフォマティクス

 

私はデータ分析を頑張るコンサルタントですので、

 

タイトルと副題(料理を支える自然言語処理と画像処理)を見た瞬間

 

「これは!!!」

 

目をきらめかせました。

 

本当はブログでこういった書籍の紹介がしたいのですが、

 

これについては「いつか実施できたらいいな」という、淡い淡い野望としておきます。

 

 

2.家事編まとめ

 

いかがでしたでしょうか。

 

諸々気づきや学びがありましたが、総じて

 

妻が普段行ってくれている家事の全体像が把握でき私自身できることが増えた

 

ことが育休を取って良かった理由です。

 

私は自分で経験することが、一番の説得力と考える節があります。

 

自己紹介で述べた、セルフリファレンスの権化です。

 

※自己紹介を参照

 

hamawwo.hatenablog.com

 

 

男性育休取得にネガティブイメージがある方、

 

ママとして育児に奮闘されている方、

 

そして私の私生活が気になる方にとって、少しでも頭の片隅に残れば、筆者冥利に尽きます。

 

次回の最終回は3.家計編です。お楽しみに〜

 

 

はまを

男性育休を取得したらパパの自覚が生まれたよってお話

 

 

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こんにちは!

 

はまをです。

 

前回、男性育休を取得した主夫としての総括を書きました。

 

hamawwo.hatenablog.com

 

 

その中で育休をとってよかったと思う理由について3つ記載しました。

 

  1. 育児について、子どもと向き合う時間が長く、パパの自覚が生まれたため。
  2. 家事について、妻が普段行ってくれている家事の全体像が把握でき、私自身できることが増えたため。
  3. 家計について、家族に関する将来像を考えることができたため。

 

今回はその1.育児編です。

 

制度についてというよりは、育児日記のようなもので

 

気づきや考えたことのメモになりますことをご了承ください。

 

 

ボヤキ

 

「ちょっと考えればわかるでしょ!」

 

ママの「ちょっと」は、ちょっとではありません。

 

いろんな具体的な事項、配慮をひっくるめて、ママにとっては「ちょっと」です。

 

できて当たり前の世界。

 

はじめは「ちょっと」もできないパパには、待っていても一向にチャンスは来ないので、

 

少しずつ自らやることで、できることを増やしていくことが肝要です。

 

 

育児の事前準備

 

赤ちゃんは、出産においてあらゆるものを用意する必要があります。

 

人一人生まれるのですから当然ではあります。

 

ただ、ネットや雑誌にはコレを用意しましょうのようなリストがありますが、

 

記憶力が著しく低い私はいまいち覚えきれませんでした。

 

そこで全体像を把握するために、「衣食住」で整理しました。

 

衣…家の中、外出

 

食…入る(ミルク)、出る(おむつ)

 

住…寝る、お風呂

 

それぞれについては、例えば赤ちゃん本舗のリストをご参照ください。笑

 

出産準備リスト|ベビー・マタニティ用品のアカチャンホンポ

 

育児開始

 

さて、ママの里帰りが終わり、いよいよ私とママと娘の3人暮らしが始まりました。

 

初期は、タイムスケジュールを把握するのが大変でした。

 

前提として、娘のタイムスケジュール最優先で、自分たちのご飯、風呂、仮眠などは調整します。

 

数日過ごしてみて、生後2か月ころのおおよそ1日の、

 

私のスケジュールは以下の通りです。

 

1日のスケジュール

 **********

 

8:30起床

食器片付け

洗濯物取り込み、たたみ、しまう

加湿器給水

朝ごはんの準備

掃除機かけ

ゴミ集め、ゴミ捨て、ゴミ袋セット

**********朝ごはん食べるまでに40分

洗い物1

オムチェン(おむつ替え)、抱っこ

10:00〜12:00自由

 

昼ご飯準備

洗い物2

オムチェン(おむつ替え)、抱っこ

買い物(献立考案、リスト化)

15:00〜17:00自由

お風呂入れ

風呂掃除

風呂沸かし

 

夜ご飯準備(献立理解、材料や器具の用意、切る、入れる、調理)

洗い物3

オムチェン(おむつ替え)、抱っこ

20:30〜21:30自由

ミルク作り

寝かしつけサポート

22:30〜自由

就寝

 

**********

 

ちなみに、オムツチェンジ、通称オムチェン(おむつ替え)にはレベルがあります。

 

  • レベル1:言われて替える
  • レベル2:言われなくても替える
  • レベル3:替えることを指示できる

 

もちろんママはレベル3、私はレベル2です。

 

「いちいち言わなくてもできるようになってよね!」

 

はい、おっしゃる通りです。

 

永遠の課題です。

 

特に、私個人的に思うことが多かった料理については、2.家事編でお伝えします。

 

こうして見ると、一日のうち5時間近くは自由時間があることが分かります。

 

これはひとえに、ママのおかげですね。

 

私の気づかないところでの、ママの頑張りに感謝です。

 

 

コミュニケーションが大事という話

 

ここで、こんな日常の一コマを想像してみましょう。

 

育児というよりも家事について、それ以上に他者との関わりに関する一般的に当てはまることです。

 

ママからパパへの一言「ゴミ捨てといて」

 

さてママはどういう意味で言ったのでしょうか。

 

文字通りゴミを外に捨てに行くだけ、と思ってしまった場合、

 

私のようにママから鋭く冷たい視線を送られ肩身が狭い思いをすることになります。

 

ここでコミュニケーションギャップが生まれます。

 

それは言葉の抽象度の違いです。

 

ママは「ゴミを集め、ゴミを捨てに外へ行き、ゴミ袋をセットすること」を含めて

 

「ゴミ捨てといて」と言っています。

 

しかし、パパは文字通りの「ゴミを捨てに外へ行く」だと思っています。

 

ママの「ゴミ捨てといて」は、パパが思う「ゴミ捨て」とは抽象度が高いことになります。

 

この認識誤差解消のためには、パパの理解だけではなく、ママにも理解が必要です。

 

パパは面倒でも文字以上のことを想像し抽象度をあげる必要がありますし、

 

ママは面倒でも詳細に説明し具体度をあげる必要があります。

 

たとえその場の一瞬が面倒だったとしても、

 

長い目で見てお互いが同等の抽象度・具体度になるよう

 

寄り添い合うコミュニケーションが必要ということです。

 

この抽象度の違いによるコミュニケーションギャップの例は他にもたくさんあります。

 

抽象度の違いの例だと、料理をする、お風呂に入れる、洗濯をする等があります。

 

料理をするとは、以下をひとまとめに表現しています。

 

  • 調理器具を揃えておくことは前提として、
  • 献立を考える
  • 冷蔵庫の中身を確認する
  • 買い物リストを作成する
  • 買い出しへ行く
  • 具材の下準備する(切る等)
  • 調理する(焼く、味付け等)
  • 盛り付ける

 

上記の中で一番厄介なのは献立考案でしょう(作る前から文句…いや助言が入るためです)。

 

こういった一連のクリエイティブな作業を、1日も欠かすことなく実行しなければならないと思うため、

 

世の主婦・主夫は夕方に気分が沈んでしまうのです。

 

さらに言えば「家事をする」ということは、上記をひっくるめてすべてを指します。

 

ご飯を食べ終わって、皿洗いしてるくらいで

 

家事してると思うなよ、過去の自分、ということですね。

 

続いてコミュニケーションギャップの例を考えます。

  

ここで漢字の「田(4象限)」を考え、

 

縦軸が依頼する側の抽象度(上)と具体度(下)、

 

横軸が依頼される側の抽象度(右)と具体度(左)とすると、

 

右上の領域(依頼抽象、被依頼抽象)は任せるのが上手タイプ、

 

左上の領域(依頼抽象、被依頼具体)は丸投げタイプ、

 

左下の領域(依頼具体、被依頼具体)は面倒見の良いタイプ、

 

そして右下の領域(依頼具体、被依頼抽象)はマイクロマネジメントタイプに分類します。

 

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※書籍『具体抽象トレーニング』参照に、筆者作成

 

先程のパパとママのゴミ捨ての例では、

 

依頼する側(縦軸)のママの指示は抽象的(上)、

 

依頼される側(軸)のパパの認識は具体的(左)ということで、

 

丸投げタイプ(左上)のコミュニケーションということになります。

 

ママはもう少し具体的な指示をして、

 

パパはもう少し想像力を膨らまし抽象的に考えると、

 

同じくらいの抽象度で意思疎通が行えることになります。

 

したがって先述の通り、お互いが同等の抽象度・具体度になるよう

 

寄り添い合うコミュニケーションが必要ということです。

 

ただ、ママの具体的な指示を期待することは難しいと考えるので

 

パパが想像力を膨らまし、任せるのが上手タイプのコミュニケーションを目指すことが、平和な解決策だと思います…

 

 

気づき

 育児とは関係ない話で長くなりましたが、育児経験からの4つの気づきです。

 

育休のおかげで育児の喜びだけではなく大変さも経験できる

 育児には家事がつきもので、上記の体験によります。

 

特に大変だなと思うのは、自分がしたいタイミングでしたいことができないことです。

 

今のうちに洗濯物をたたんでおきたいなと思っても、娘が泣いていたらそれどころではありません。

 

いかに空いた隙間時間を有効活用するかを日々考え続けているのは大変です。

 

日々の小さな変化に気づくことができる

 子どもと接する機会が少ないと、大きな変化には比較的気づきやすいと思います。

 

祖父母や友人等が、「大きくなったねー」というようなことです。

 

しかし、しゃべる、目で追う、笑み等、本当に小さな変化に

 

「気づくことができること」は、育休ならではの贅沢な特権だと思いました。

 

食欲の源には勝てない

 絶対的信頼の母、強しということです。

 

どれだけ泣いている時に私が抱っこしていても泣き止まなかったのに、

 

ママが抱っこすると、泣き止む率が高めです。

 

娘にとっては、ママか、それ以外か

 

パパ、無力を痛感すると同時に、もっと頑張ろうと思えます。

 

プーとの戦いは必死

 1日に10数回おむつ替えを行うため、さすがに慣れますが、

 

それでもお風呂でされる、ピーと飛ばされる、変えた瞬間即される等

 

必死になることが多いです。

 

しかし、スッキリした後のきらきらした娘の微笑みを見ると、

 

まさに台風一過の凪のごとく、パパも清々しい気持ちになります。

 

 

学び(=新たに気づき、行動を変化したこと

 

・これからはどうしたら娘に覚えてもらえるか、どうしたらママがやりやすいかを考えて行動する

 

先述の通り、パパは基本的に無力です。

 

微力ながらも、いかに娘と接する時間を増やしつつ、

 

ママの後方支援、時には前線に駆け付けるような行動を心がけます。

 

 

ママへのお願い

 

一方通行ではなく対話をしよう

 

パパの行動に気に食わないことがあった場合、

 

まずなぜその行動を取ったのかを聞き、

 

「私はこうしたいと思ってるけどどうか」と質問し議論することで

 

お互いが自分事になるようにしたいです。

 

ずっと至近距離、剛速球で投げ続けられると、受けるほうも大変ですし、

 

投げるほうも疲れてきてしまいますよね。

 

「いちいち質問、議論とか、めんどくさっ」

 

という気持ち、理解しています。

 

しかし、お互いが寄り添い合うコミュニケーションがしたいな、ということです。

 

キャッチボールしようよってお話です。

 

育児編まとめ

 

いかがでしたでしょうか。

 

諸々気づきや学びがありましたが、総じて

 

子どもと向き合う時間が長く、パパの自覚が生まれた

 

ことが育休を取って良かった理由です。

 

私は自分で経験することが、一番の説得力と考える節があります。

 

自己紹介で述べた、セルフリファレンスの権化です。

 

hamawwo.hatenablog.com

 

 

男性育休取得にネガティブイメージがある方、

 

ママとして育児に奮闘されている方、

 

そして私の私生活が気になる方にとって、少しでも頭の片隅に残れば、筆者冥利に尽きます。

 

次回は2.家事編です。お楽しみに〜

 

 

はまを

男性育休を取得して本気で主夫を仕事にしたら幸福度が爆上がりしたお話

 

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こんにちは!

 

はまをです。

 

色んな立場、環境、状況、意見があると承知の上で、

 

ビジネスマンである私が育休取得したので、それについて思うところをお伝えいたします。

 

想定読者は、以下の通りです。

  • 男性育休取得にネガティブイメージがある方
  • ママとして育児に奮闘されている方
  • 私の考え方が少し気になる方

 

男性会社員として育休取得を迷ってるいるが、実際のところどうなの?

 

こちらの疑問が解決され、

 

少しでもあなた様の頭の片隅に残れば、筆者冥利に尽きます。

 

ご意見、ご感想大歓迎です。

 

 

基礎情報

 

2021年1月に第一子となる娘が爆誕しました。

 

おめでとうございます〜ありがとうございます〜

 

妻は専業主婦、私はフルリモートワークです。

 

(転職してから9ヶ月が経とうとしていますが、未だに一度も会社に行ったことがありません…)

 

一人暮らしをしていたこともあったので、

 

家事はそれなりにできると自負していたものの、

 

結婚してからは基本的に全て妻が行ってくれていました。

 

弊家のCHO(Chief Home Officer)は妻であり、私はスタッフです。

 

CHO就任につきましては、未だ妻による承認は行われておりませんので、

 

私が勝手に想定しているものです。恐縮です。

 

 

主夫を仕事にした背景

 

ご存知の通り、女性にとって出産は命懸けです。

 

特に産褥期(さんじょくき)と呼ばれる産後2ヶ月くらいの間には、

 

妊娠前の体に戻ろうとするため、無理をさせず十分に体を休ませる必要があります。

 

産後うつについて

www.nikkei.com

 

妻は予定日の3週間前くらいから産後は里帰りだったので、お義母さんの支えがありました。

 

とってもありがたいです。

 

里帰りが終わってから、私は仕事で妻が家事と育児を同時に行うことが大変だと想定したため、

 

いざ!主夫になるべく、育休取得を決意しました。

 

なぜ主夫になろうと思ったのでしょうか。

 

それは、一番身近なクライアントである妻をハッピーにしたいと思ったからです。

 

一番身近なクライアントである妻をハッピーにしたい 

 

これについて少し補足します。

 

私はデータ分析を頑張るコンサルタントとして働いています。

 

※自己紹介参照

 

hamawwo.hatenablog.com

 

 

コンサルタントの仕事は、クライアント(お客様)の課題を解決するサポートを行うことです。

 

簡単にいうと、お客様が困っていることを、どうしたら解決できるか一緒に考えることです。

 

そこで私にとってクライアントって誰だろう、と考え妻だなと思い至りました。

 

一番身近なクライアントである妻。

 

妻がハッピーになれば、私もハッピー、娘もハッピー、関わる皆様もハッピー、

 

つまりみんなハッピー、優しい世界ということです。

 

持続可能な社会のための第一歩、まさに一番身近なSDGsですね。

 

また、別の見方をすると、結局パパは赤ちゃんのにわかファンにしかなれないのです。

 

産むことができるのは女性で、男性は子供を産むことができません。

 

セルフリファレンスの権化を人生の指針とする、

 

つまり経験して初めて説得力が増す、という考えを持つ私ができることは、

 

産むことができない以上、サポートすることしかできません

 

これもコンサルタントの仕事の構造を類似しています。

 

クライアントの課題を解決するのは、クライアント自身です。

 

そのクライアント(つまり妻)自身の課題を、全力で考えて解決のサポートをする。

 

まさにコンサルタントである、私の仕事ということです。

 

育児休暇と育児休業 

 

さて補足が長くなりましたが、お話に戻ります。

 

2021年2月13日〜3月31日まで、育児休暇と育児休業を取得しました。

 

育児休暇と育児休業とは何でしょうか。

 

前者の育児休暇は会社の制度で、いわば普通の有給休暇のようなものです。

 

後者の育児休業は国の制度で、育児のために会社を休職し、

 

その間のお金を健康保険でまかなう感じです。

 

税金の控除やらで、実質普段の給与の8割くらいになるみたいですが、

 

ボーナスが若干減るかもしれないです。

style.nikkei.com

 

育児休暇と育児休業の言葉の定義については会社によって違いがあるのかもしれません。 

 

(正確な情報は会社に確認するかググっていただければと思います。)

 

育休取得の結論とそう思う理由

 

不安がありながらも、育休を取得してよかったです。

 

取得する前と比べて、幸福度が爆上がりしました。

 

家庭と仕事の両立について、今思うこれからの不安な点は、以下の通りです。

 

家庭…時間的、精神的余裕を作れるかどうか。

 

仕事…長期的キャリアパスと短期的減給の影響度はどの程度か。

 

この家庭と仕事の不安な点について、原因と対策を考え実行することもできるでしょう。

 

しかしトヨタの「カイゼン」のように、不安に思うことは尽きることなく終わりがありません。

 

延々と減点方式で不安なことに向き合うのも面白くないので、

 

加点方式的に前向きに、以下の良かったことについて考えることにします。

 

育休を取得してよかったと思う理由は3つです。

 

  1. 育児について、子どもと向き合う時間が長く、パパの自覚が生まれたため。
  2.  家事について、妻が普段行ってくれている家事の全体像が把握でき、私自身できることが増えたため。
  3.  家計について、家族に関する将来像を考えることができたため。

 

次回以降に1の育児、2の家事について、3の家計についてはさらっと流し、お伝えします。

 

やや冗長ではございますが、次回以降をお楽しみください。

 

1.育児編

hamawwo.hatenablog.com

 

2.家事編 

hamawwo.hatenablog.com

 

3.家計編
hamawwo.hatenablog.com

 

 

はまを

自己紹介―自己言及性を体現することを目指します

  

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こんにちは!

 

はまをです。

  

自己紹介

 

私は大学院を卒業後、愛知県の自動車部品メーカーで働き始めましたが、

 

転職してデータ分析を頑張るコンサルタントとして働いています。

※その後2023年3月にエンジニアに転職しました

  

転職後の社内で行った自己紹介について、社名など一部改変して

 

 以下に記載しますのでご覧ください。

  

これを読むことで、はまをが何者なのか少しばかりイメージをつかむとともに、

 

 セルフリファレンスの権化の意味、

 

すなわち自己言及についてわかりやすく解説します。

 

自己紹介メール詳細

**********

 

■はじめに

 

・こんにちは、はまをです。苗字の「濵」の字は環境依存文字で、環境依存しやすい性格のポエマー。 

 

・神奈川県川崎市育ちのバスケ少年でした。

 

・2021/3/31現在、SNS総フォロワー数1321人。フォロワーのフォロワーのフォロワーくらいでそれなりに広い世界と繋がれる予感がしています。SNSの種類はFacebookTwitterInstagram、Filmarksです。

 

・性格について、強み発見ツール「ストレングスファインダー」より、調和性/収集心/回復志向が高くコミュニケーション/戦略性/指令性が低い

 

 ・セルフリファレンスの権化(自己言及を体現すること)を指針に生きています。

冒頭の■はじめにの「■」という文字から、文末の■終わりの「り」という文字まで、Wordカウントで2244文字でしたが※

少しでも私の特殊性をイメージしていただけたら幸いです。

※この文字数にも「自己言及性」の性質があります。以下で説明します。

 

 

■経歴

 ・修士の研究…脳の活性化度の考察~塩ビ溶接作業の初心者・熟練者の違い。

(参考:NIRSとは?

熟練者は作業の習慣化で、思考する脳(前頭葉)が比較的活性しなくなります。

 

・前職は自動車部品メーカーで、製造現場に近いところでのデータ分析、BI構築。

Rによる主成分分析を応用した製品の異常検知、基本統計量を特徴量とした決定木等での要因解析。

 

・データ分析×コンサルスキルという汎用的なスキルを高めたい思いからコンサルティング業界へ転職。

→2020年6月 中途入社

→COVID-19下の働き方に関するダッシュボードの設計・開発

→某メーカー様向け、PythonによるBI構築支援

→某マネタイズのアセット作り

→某強み診断ツールの結果分析

→2021年2月中旬 ~3月末 育児休暇、育児休業

 

 - 興味のある技術

 ・常にどの技術を身に着けるべきか迷っています 。

 

・統計分析や探索的データ分析(EDA)で知見を見出すことに興味があります。

 

 ・統計検定を受験したい、Kaggleを始めたいと思ってから早2年が経過しました。

 

 

■プライベート

 ・趣味は映画レビューと言いたいミーハー(フォロー大歓迎です)。

filmarks.com

 

・2021年1月に第一子長女が生まれ、日々愛おしさに癒されつつ、ライフスタイルや家購入について悩み中です。

 

・好きな概念は「自己言及性(self-reference、セルフリファレンス)」です。

 

日常には自己言及で溢れています。

 

自己言及性に出会った経緯をお伝えしますが、中編ポエムとなっております。

 

自己言及性の世界

 

私は従来より、人にわかりやすく説明することが苦手です。

 

学生時代の発表、就活の自己PR、就職後のプレゼン等、ことあるごとに

 

「論理的に説明しましょう」と指導されましたがいまいち腑に落ちず、

 

「論理的に説明する、という意味を論理的にわかりやすく説明してくれないかなぁ」とモヤモヤしていました。

 

場面は変わり社会人として愛知県の製造業で働き始めましたが、

 

「これからはAIっしょ」という著しく非論理的ミーハー思考から、

 

AIやデータ分析について興味を持ち始めました。

 

当時、業務に無関係な製造現場の人から設備データをもらい、

 

RandomForest、Lasso、PCA、異常検知等を試しては

 

「こういうデータの特徴かぁ」と把握して自己満足する日々でした。

 

自己学習を進めているうちに

 

「数値代入で x = x って表記に違和感」

 

「汎用AIって機械が機械を生み出しているなぁ」

 

と思うようになりました。

 

上記のモヤモヤを経て改めて調べていると、

 

再帰性という言葉から「自己言及性」という概念にたどり着きました。

 

「自己言及性」とは、自然言語形式言語で、文や式がそれ自身に言及することで、例えば以下のようなものです。

 

 →「English」という言葉の意味が英語自体を表している

 

 →「脳とは何か」と疑問をもっているのも「脳」

 

 →「AI」は機械が機械を作る側面がある

 

 →映画監督クリストファーノーランがよく表現しているメタ表現(ダンケルクインセプション等)

 

 →「自己紹介でこの長文。読者のことを考えていないのか、

はまをはコミュニケーション能力や構造化、

人に分かりやすく伝えるスキルに欠けるな」を、今回の自己紹介文の長さ自体で伝えること

 

 →「この文の文字数は9」の「文字数」自体が数に含まれる

(冒頭■はじめに に記述した内容もこの性質)

 

 

自己言及性に触れるきっかけ4選

 

Wikipedia「自己言及のパラドックス

 ※「私はうそつきである」は本当に嘘つきなのでしょうか…

ja.m.wikipedia.org

 

②個人ブログ「メタとは何か?自己言及の世界の危険と不思議そして語ることの重要性」

 ※個人ブログということで、メタ思考やパラドクスを含めわかりやすいと思います。

blogs.itmedia.co.jp

 

③書籍『自己矛盾劇場

 ※著者の細谷功さんのお話は自己言及性やメタ思考について、親しみやすいです。

私の長年のモヤモヤが解消され、非常に感動した本です。

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④書籍『メタマジック・ゲーム―科学と芸術のジグソーパズル

 ※全811ページもあり、その重量たるや軽い鈍器ほどです。

冒頭50ページの自己言及性について頭が追い付かず、本棚にて静かに佇んでおられます。

 

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冒頭に述べた、セルフリファレンスの権化とは、

 

私自身が伝えることの説得力を増すこと

 

私自身そのもので私らしさを伝えること

 

なんてことを意味しています。

 

「自己言及性」は、例えばUIを考える際にいかせるかもしれませんし、

 

活用シーンは様々です。

 

AIを学習しているとこういったやや哲学チックな場面に出会うこともあり、

 

結論があるようなないような、知的好奇心をくすぐられるテーマが面白いなあと思います。

 

あまり「自己言及性」に関する本や解説動画がないので、

 

もしご存じの方いらっしゃいましたらご一報いただけると嬉しいです。

 

(以上、中編ポエムをお届けしました。)

 

■終わり

 

**********

 

 結び

上記の自己紹介は、メールで同じ部署のメンバー80人へ送信しました。

 

 メールした結果、早速メンバーのうち職位が上のある方から連絡がありました。

 

 その方は大学時代に哲学を専攻しており、卒論では「自己言及性」について書いたとのことでした。

 

 テーマに反応してくださったこと、

 

 テーマそのものに詳しい人がいたこと、

 

 一部共感してくださったことなど、

 

 嬉しい驚きでした。

  

先ほど紹介した書籍『メタマジック・ゲーム―科学と芸術のジグソーパズル』が興味を持った入口だったようです。

 

 その方も「意識を意識していることに面白さがある」とおっしゃっていました。

  

共感すること、極まりないです。

 

 その方から新たに、岩井克人さんの書籍をお薦めしていただきました。

 

 まずはほしい物リストに入れ、タイミングを見計らって読みたいと思います。

 

岩井克人 - Wikipedia

 

 

 さて、いかがだったでしょうか。

 

 はまをが何者なのか、セルフリファレンスの権化の意味が分かっていただけたら幸いです。

 

 

はまを

言霊ノート概要

 

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  • Epilogue はじめに

  

初めまして、こんにちは!

 

 はまをです。

 

 ブログをゆるっと始めます。

 

 言霊を信じて、ミーハーである私自身の「今」の考えを残しておくことで、

 

 「将来」自分の振り返りを行なった際、成長を実感したい想いや、

  

このブログによって、世知辛いこの社会を精一杯生きる、

  

どこかのあなた様の参考になったらいいなという想いがあります。

 

 

  • Why なぜブログ?

  

ブログを始めたきっかけは、淡い淡い、将来の夢の第一歩を踏み出そうというシンプルな軽い気持ちです。

 

 淡い淡い、将来の夢は、メディア露出です。

 

 書籍出すとか、ニュースになるとか、新聞に載るとかです。

 

 手段が目的化していることを承知の上で、淡い淡いという言葉を使っています。

 

 言うは易し行うは難し、です。

  

その第一歩として、まずは何か書いてストックしておきたい思いが、この「2021年3月」に高まったため、

  

ブログをゆるっと始めてみようと思いました。

 

 

  • When なぜこのタイミング?

  

どうして「2021年3月」?

 

 コロナ禍で暇になったから?

 

 いいえ、違います。

 

 これは以下のような3つの出来事が重なったためです。

  

最近、友人がニュースになっていたり、ブログやnoteを始めていたり、

 

 自身の思いや表現をアウトプットしていることを羨ましいなと思っていました。

  

いわゆるピアプレッシャーってやつですね。

  

また、私は2021年4月で社会人も5年目になるので、

 

 自分の節目として何か残しておきたいなと思うようになってきました。

 

 いわゆる大学や高校の春、履修期間のようなモチベーション高い時期ですね。

 

 そして、私は男性ですが、2021年2月半ばから3月末まで育休を取得しており、

 

 この期間を有効に使いたい、この期間で経験した出来事を残しておきたいと思い立ちました。

  

いわゆるイクメンパパってやつですね。

  

これが一番大きな出来事です。

 

頭の中にあるうちは、いつだって、何だって、傑作なんだよな。

 ー 朝井リョウ『何者』

 

 この考え方に、いつか抗いたいと思っていたのかもしれません。

 

 

  • What 何を書く?

  

ブログに書きたい内容は、以下のような3種類をふわっと想定しています。

 

  1. お仕事のこと(コンサル、データ分析、転職)
  2. 趣味的なこと(映画レビュー、書籍、ミーハーとしての音楽鑑賞)
  3. 人生的なこと(パパとしての所感)

 

 いわゆる雑多ブログというやつですね。

 

こういうの読みたい、聞いてみたい等ございましたら、ぜひコメントでお伝えください。

 

 

  • Who 私は誰?誰に向けて書く?

  

データ分析を頑張る30代イクメンです。

  

また、自己言及の体現、セルフリファレンスの権化が人生の指針です。

 

 ここで自己紹介、といきたいところですが長くなりそうなので、次回以降にします。

 

 誰にとってのブログか?については記事によりますが、

  

特段今のところ決めておらず、上記What(仕事、趣味、パパ)に興味がある、

 

 どこかのどなたかに向けています。

 

 

  • Where どこ?

 

 5W1Hでいい感じにまとめようと思っておりましたが、

 

 どこで?に関するものは思いつきませんでした…

 

 しいて言うなら、「大阪」生まれ、「神奈川」育ち、

 

 「愛知」へ就職、「神奈川」へ転職、といった場所移動を経験しています。

 

 

  • How どのような手段?

 

SNSTwitterFacebookInstagram)でつらつら書いていくことも考えました。

  

しかし、何となくまとまって記事にしておくことで、検索性が増して、自身の振り返りがしやすそうだと思ったので、

 

 ブログという手段にしました。

  

更新頻度は不定期で、気が向いたときに更新します。

 

twitter.com

 

  • Prologue おわりに

  

小学6年生の時、担任の先生から「毎日、一言日記を書きましょう」と言われました。

 

 1年間えんぴつで、毎日欠かすことなくノートに書き溜めたその経験は、

 

 継続は力なり、を体現したものになりました。

 

 中学、高校、浪人時代ではChipブログ、大学生ではMixiから始まったSNS

  

大学院から社会人なりたてのころは英語で日記を書いていた時期もありました。

 

 はい、ご想像の通り、意識高い系に憧れた、ミーハーです。

 

 振り返ってみれば何かと想いを書き記している人生です。

 

 結婚して子どもができパパになった今、また新たにゆるっと、

 

 日記のような、ブログを始めます。

 

 なお、本ブログの内容は個人の意見・見解の表明であり、所属組織の意見・見解を代表しません。

  

またブログ内容の正確性については一切保証いたしません。

 

 誤りを見つけた場合、コメント欄などでお知らせいただけると嬉しいです。

 

 どうぞよろしくお願いします。

 

 

はまを