こんにちは!
はまをです。
自己紹介
私は大学院を卒業後、愛知県の自動車部品メーカーで働き始めましたが、
転職してデータ分析を頑張るコンサルタントとして働いています。
※その後2023年3月にエンジニアに転職しました
転職後の社内で行った自己紹介について、社名など一部改変して
以下に記載しますのでご覧ください。
これを読むことで、はまをが何者なのか少しばかりイメージをつかむとともに、
セルフリファレンスの権化の意味、
すなわち自己言及についてわかりやすく解説します。
自己紹介メール詳細
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■はじめに
・こんにちは、はまをです。苗字の「濵」の字は環境依存文字で、環境依存しやすい性格のポエマー。
・神奈川県川崎市育ちのバスケ少年でした。
・2021/3/31現在、SNS総フォロワー数1321人。フォロワーのフォロワーのフォロワーくらいでそれなりに広い世界と繋がれる予感がしています。SNSの種類はFacebook、Twitter、Instagram、Filmarksです。
・性格について、強み発見ツール「ストレングスファインダー」より、調和性/収集心/回復志向が高く、コミュニケーション/戦略性/指令性が低い。
・セルフリファレンスの権化(自己言及を体現すること)を指針に生きています。
冒頭の■はじめにの「■」という文字から、文末の■終わりの「り」という文字まで、Wordカウントで2244文字でしたが※
少しでも私の特殊性をイメージしていただけたら幸いです。
※この文字数にも「自己言及性」の性質があります。以下で説明します。
■経歴
・修士の研究…脳の活性化度の考察~塩ビ溶接作業の初心者・熟練者の違い。
(参考:NIRSとは?)
熟練者は作業の習慣化で、思考する脳(前頭葉)が比較的活性しなくなります。
・前職は自動車部品メーカーで、製造現場に近いところでのデータ分析、BI構築。
Rによる主成分分析を応用した製品の異常検知、基本統計量を特徴量とした決定木等での要因解析。
・データ分析×コンサルスキルという汎用的なスキルを高めたい思いからコンサルティング業界へ転職。
→2020年6月 中途入社
→COVID-19下の働き方に関するダッシュボードの設計・開発
→某メーカー様向け、PythonによるBI構築支援
→某マネタイズのアセット作り
→某強み診断ツールの結果分析
→2021年2月中旬 ~3月末 育児休暇、育児休業
- 興味のある技術
・常にどの技術を身に着けるべきか迷っています 。
・統計分析や探索的データ分析(EDA)で知見を見出すことに興味があります。
・統計検定を受験したい、Kaggleを始めたいと思ってから早2年が経過しました。
■プライベート
・趣味は映画レビューと言いたいミーハー(フォロー大歓迎です)。
・2021年1月に第一子長女が生まれ、日々愛おしさに癒されつつ、ライフスタイルや家購入について悩み中です。
・好きな概念は「自己言及性(self-reference、セルフリファレンス)」です。
日常には自己言及で溢れています。
自己言及性に出会った経緯をお伝えしますが、中編ポエムとなっております。
自己言及性の世界
私は従来より、人にわかりやすく説明することが苦手です。
学生時代の発表、就活の自己PR、就職後のプレゼン等、ことあるごとに
「論理的に説明しましょう」と指導されましたがいまいち腑に落ちず、
「論理的に説明する、という意味を論理的にわかりやすく説明してくれないかなぁ」とモヤモヤしていました。
場面は変わり社会人として愛知県の製造業で働き始めましたが、
「これからはAIっしょ」という著しく非論理的ミーハー思考から、
AIやデータ分析について興味を持ち始めました。
当時、業務に無関係な製造現場の人から設備データをもらい、
RandomForest、Lasso、PCA、異常検知等を試しては
「こういうデータの特徴かぁ」と把握して自己満足する日々でした。
自己学習を進めているうちに
「数値代入で x = x って表記に違和感」
「汎用AIって機械が機械を生み出しているなぁ」
と思うようになりました。
上記のモヤモヤを経て改めて調べていると、
再帰性という言葉から「自己言及性」という概念にたどり着きました。
「自己言及性」とは、自然言語や形式言語で、文や式がそれ自身に言及することで、例えば以下のようなものです。
→「English」という言葉の意味が英語自体を表している
→「脳とは何か」と疑問をもっているのも「脳」
→「AI」は機械が機械を作る側面がある
→映画監督クリストファーノーランがよく表現しているメタ表現(ダンケルク、インセプション等)
→「自己紹介でこの長文。読者のことを考えていないのか、
はまをはコミュニケーション能力や構造化、
人に分かりやすく伝えるスキルに欠けるな」を、今回の自己紹介文の長さ自体で伝えること
→「この文の文字数は9」の「文字数」自体が数に含まれる
(冒頭■はじめに に記述した内容もこの性質)
(自己言及性に触れるきっかけ4選)
※「私はうそつきである」は本当に嘘つきなのでしょうか…
②個人ブログ「メタとは何か?自己言及の世界の危険と不思議そして語ることの重要性」
※個人ブログということで、メタ思考やパラドクスを含めわかりやすいと思います。
③書籍『自己矛盾劇場』
※著者の細谷功さんのお話は自己言及性やメタ思考について、親しみやすいです。
私の長年のモヤモヤが解消され、非常に感動した本です。
※全811ページもあり、その重量たるや軽い鈍器ほどです。
冒頭50ページの自己言及性について頭が追い付かず、本棚にて静かに佇んでおられます。
冒頭に述べた、セルフリファレンスの権化とは、
私自身が伝えることの説得力を増すこと、
私自身そのもので私らしさを伝えること、
なんてことを意味しています。
「自己言及性」は、例えばUIを考える際にいかせるかもしれませんし、
活用シーンは様々です。
AIを学習しているとこういったやや哲学チックな場面に出会うこともあり、
結論があるようなないような、知的好奇心をくすぐられるテーマが面白いなあと思います。
あまり「自己言及性」に関する本や解説動画がないので、
もしご存じの方いらっしゃいましたらご一報いただけると嬉しいです。
(以上、中編ポエムをお届けしました。)
■終わり
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結び
上記の自己紹介は、メールで同じ部署のメンバー80人へ送信しました。
メールした結果、早速メンバーのうち職位が上のある方から連絡がありました。
その方は大学時代に哲学を専攻しており、卒論では「自己言及性」について書いたとのことでした。
テーマに反応してくださったこと、
テーマそのものに詳しい人がいたこと、
一部共感してくださったことなど、
嬉しい驚きでした。
先ほど紹介した書籍『メタマジック・ゲーム―科学と芸術のジグソーパズル』が興味を持った入口だったようです。
その方も「意識を意識していることに面白さがある」とおっしゃっていました。
共感すること、極まりないです。
その方から新たに、岩井克人さんの書籍をお薦めしていただきました。
まずはほしい物リストに入れ、タイミングを見計らって読みたいと思います。
さて、いかがだったでしょうか。
はまをが何者なのか、セルフリファレンスの権化の意味が分かっていただけたら幸いです。
はまを