ミーハーはまを言霊ノート

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男性育休を取得したらパパの自覚が生まれたよってお話

 

 

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こんにちは!

 

はまをです。

 

前回、男性育休を取得した主夫としての総括を書きました。

 

hamawwo.hatenablog.com

 

 

その中で育休をとってよかったと思う理由について3つ記載しました。

 

  1. 育児について、子どもと向き合う時間が長く、パパの自覚が生まれたため。
  2. 家事について、妻が普段行ってくれている家事の全体像が把握でき、私自身できることが増えたため。
  3. 家計について、家族に関する将来像を考えることができたため。

 

今回はその1.育児編です。

 

制度についてというよりは、育児日記のようなもので

 

気づきや考えたことのメモになりますことをご了承ください。

 

 

ボヤキ

 

「ちょっと考えればわかるでしょ!」

 

ママの「ちょっと」は、ちょっとではありません。

 

いろんな具体的な事項、配慮をひっくるめて、ママにとっては「ちょっと」です。

 

できて当たり前の世界。

 

はじめは「ちょっと」もできないパパには、待っていても一向にチャンスは来ないので、

 

少しずつ自らやることで、できることを増やしていくことが肝要です。

 

 

育児の事前準備

 

赤ちゃんは、出産においてあらゆるものを用意する必要があります。

 

人一人生まれるのですから当然ではあります。

 

ただ、ネットや雑誌にはコレを用意しましょうのようなリストがありますが、

 

記憶力が著しく低い私はいまいち覚えきれませんでした。

 

そこで全体像を把握するために、「衣食住」で整理しました。

 

衣…家の中、外出

 

食…入る(ミルク)、出る(おむつ)

 

住…寝る、お風呂

 

それぞれについては、例えば赤ちゃん本舗のリストをご参照ください。笑

 

出産準備リスト|ベビー・マタニティ用品のアカチャンホンポ

 

育児開始

 

さて、ママの里帰りが終わり、いよいよ私とママと娘の3人暮らしが始まりました。

 

初期は、タイムスケジュールを把握するのが大変でした。

 

前提として、娘のタイムスケジュール最優先で、自分たちのご飯、風呂、仮眠などは調整します。

 

数日過ごしてみて、生後2か月ころのおおよそ1日の、

 

私のスケジュールは以下の通りです。

 

1日のスケジュール

 **********

 

8:30起床

食器片付け

洗濯物取り込み、たたみ、しまう

加湿器給水

朝ごはんの準備

掃除機かけ

ゴミ集め、ゴミ捨て、ゴミ袋セット

**********朝ごはん食べるまでに40分

洗い物1

オムチェン(おむつ替え)、抱っこ

10:00〜12:00自由

 

昼ご飯準備

洗い物2

オムチェン(おむつ替え)、抱っこ

買い物(献立考案、リスト化)

15:00〜17:00自由

お風呂入れ

風呂掃除

風呂沸かし

 

夜ご飯準備(献立理解、材料や器具の用意、切る、入れる、調理)

洗い物3

オムチェン(おむつ替え)、抱っこ

20:30〜21:30自由

ミルク作り

寝かしつけサポート

22:30〜自由

就寝

 

**********

 

ちなみに、オムツチェンジ、通称オムチェン(おむつ替え)にはレベルがあります。

 

  • レベル1:言われて替える
  • レベル2:言われなくても替える
  • レベル3:替えることを指示できる

 

もちろんママはレベル3、私はレベル2です。

 

「いちいち言わなくてもできるようになってよね!」

 

はい、おっしゃる通りです。

 

永遠の課題です。

 

特に、私個人的に思うことが多かった料理については、2.家事編でお伝えします。

 

こうして見ると、一日のうち5時間近くは自由時間があることが分かります。

 

これはひとえに、ママのおかげですね。

 

私の気づかないところでの、ママの頑張りに感謝です。

 

 

コミュニケーションが大事という話

 

ここで、こんな日常の一コマを想像してみましょう。

 

育児というよりも家事について、それ以上に他者との関わりに関する一般的に当てはまることです。

 

ママからパパへの一言「ゴミ捨てといて」

 

さてママはどういう意味で言ったのでしょうか。

 

文字通りゴミを外に捨てに行くだけ、と思ってしまった場合、

 

私のようにママから鋭く冷たい視線を送られ肩身が狭い思いをすることになります。

 

ここでコミュニケーションギャップが生まれます。

 

それは言葉の抽象度の違いです。

 

ママは「ゴミを集め、ゴミを捨てに外へ行き、ゴミ袋をセットすること」を含めて

 

「ゴミ捨てといて」と言っています。

 

しかし、パパは文字通りの「ゴミを捨てに外へ行く」だと思っています。

 

ママの「ゴミ捨てといて」は、パパが思う「ゴミ捨て」とは抽象度が高いことになります。

 

この認識誤差解消のためには、パパの理解だけではなく、ママにも理解が必要です。

 

パパは面倒でも文字以上のことを想像し抽象度をあげる必要がありますし、

 

ママは面倒でも詳細に説明し具体度をあげる必要があります。

 

たとえその場の一瞬が面倒だったとしても、

 

長い目で見てお互いが同等の抽象度・具体度になるよう

 

寄り添い合うコミュニケーションが必要ということです。

 

この抽象度の違いによるコミュニケーションギャップの例は他にもたくさんあります。

 

抽象度の違いの例だと、料理をする、お風呂に入れる、洗濯をする等があります。

 

料理をするとは、以下をひとまとめに表現しています。

 

  • 調理器具を揃えておくことは前提として、
  • 献立を考える
  • 冷蔵庫の中身を確認する
  • 買い物リストを作成する
  • 買い出しへ行く
  • 具材の下準備する(切る等)
  • 調理する(焼く、味付け等)
  • 盛り付ける

 

上記の中で一番厄介なのは献立考案でしょう(作る前から文句…いや助言が入るためです)。

 

こういった一連のクリエイティブな作業を、1日も欠かすことなく実行しなければならないと思うため、

 

世の主婦・主夫は夕方に気分が沈んでしまうのです。

 

さらに言えば「家事をする」ということは、上記をひっくるめてすべてを指します。

 

ご飯を食べ終わって、皿洗いしてるくらいで

 

家事してると思うなよ、過去の自分、ということですね。

 

続いてコミュニケーションギャップの例を考えます。

  

ここで漢字の「田(4象限)」を考え、

 

縦軸が依頼する側の抽象度(上)と具体度(下)、

 

横軸が依頼される側の抽象度(右)と具体度(左)とすると、

 

右上の領域(依頼抽象、被依頼抽象)は任せるのが上手タイプ、

 

左上の領域(依頼抽象、被依頼具体)は丸投げタイプ、

 

左下の領域(依頼具体、被依頼具体)は面倒見の良いタイプ、

 

そして右下の領域(依頼具体、被依頼抽象)はマイクロマネジメントタイプに分類します。

 

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※書籍『具体抽象トレーニング』参照に、筆者作成

 

先程のパパとママのゴミ捨ての例では、

 

依頼する側(縦軸)のママの指示は抽象的(上)、

 

依頼される側(軸)のパパの認識は具体的(左)ということで、

 

丸投げタイプ(左上)のコミュニケーションということになります。

 

ママはもう少し具体的な指示をして、

 

パパはもう少し想像力を膨らまし抽象的に考えると、

 

同じくらいの抽象度で意思疎通が行えることになります。

 

したがって先述の通り、お互いが同等の抽象度・具体度になるよう

 

寄り添い合うコミュニケーションが必要ということです。

 

ただ、ママの具体的な指示を期待することは難しいと考えるので

 

パパが想像力を膨らまし、任せるのが上手タイプのコミュニケーションを目指すことが、平和な解決策だと思います…

 

 

気づき

 育児とは関係ない話で長くなりましたが、育児経験からの4つの気づきです。

 

育休のおかげで育児の喜びだけではなく大変さも経験できる

 育児には家事がつきもので、上記の体験によります。

 

特に大変だなと思うのは、自分がしたいタイミングでしたいことができないことです。

 

今のうちに洗濯物をたたんでおきたいなと思っても、娘が泣いていたらそれどころではありません。

 

いかに空いた隙間時間を有効活用するかを日々考え続けているのは大変です。

 

日々の小さな変化に気づくことができる

 子どもと接する機会が少ないと、大きな変化には比較的気づきやすいと思います。

 

祖父母や友人等が、「大きくなったねー」というようなことです。

 

しかし、しゃべる、目で追う、笑み等、本当に小さな変化に

 

「気づくことができること」は、育休ならではの贅沢な特権だと思いました。

 

食欲の源には勝てない

 絶対的信頼の母、強しということです。

 

どれだけ泣いている時に私が抱っこしていても泣き止まなかったのに、

 

ママが抱っこすると、泣き止む率が高めです。

 

娘にとっては、ママか、それ以外か

 

パパ、無力を痛感すると同時に、もっと頑張ろうと思えます。

 

プーとの戦いは必死

 1日に10数回おむつ替えを行うため、さすがに慣れますが、

 

それでもお風呂でされる、ピーと飛ばされる、変えた瞬間即される等

 

必死になることが多いです。

 

しかし、スッキリした後のきらきらした娘の微笑みを見ると、

 

まさに台風一過の凪のごとく、パパも清々しい気持ちになります。

 

 

学び(=新たに気づき、行動を変化したこと

 

・これからはどうしたら娘に覚えてもらえるか、どうしたらママがやりやすいかを考えて行動する

 

先述の通り、パパは基本的に無力です。

 

微力ながらも、いかに娘と接する時間を増やしつつ、

 

ママの後方支援、時には前線に駆け付けるような行動を心がけます。

 

 

ママへのお願い

 

一方通行ではなく対話をしよう

 

パパの行動に気に食わないことがあった場合、

 

まずなぜその行動を取ったのかを聞き、

 

「私はこうしたいと思ってるけどどうか」と質問し議論することで

 

お互いが自分事になるようにしたいです。

 

ずっと至近距離、剛速球で投げ続けられると、受けるほうも大変ですし、

 

投げるほうも疲れてきてしまいますよね。

 

「いちいち質問、議論とか、めんどくさっ」

 

という気持ち、理解しています。

 

しかし、お互いが寄り添い合うコミュニケーションがしたいな、ということです。

 

キャッチボールしようよってお話です。

 

育児編まとめ

 

いかがでしたでしょうか。

 

諸々気づきや学びがありましたが、総じて

 

子どもと向き合う時間が長く、パパの自覚が生まれた

 

ことが育休を取って良かった理由です。

 

私は自分で経験することが、一番の説得力と考える節があります。

 

自己紹介で述べた、セルフリファレンスの権化です。

 

hamawwo.hatenablog.com

 

 

男性育休取得にネガティブイメージがある方、

 

ママとして育児に奮闘されている方、

 

そして私の私生活が気になる方にとって、少しでも頭の片隅に残れば、筆者冥利に尽きます。

 

次回は2.家事編です。お楽しみに〜

 

 

はまを