こんにちは!
はまをです。
前々回、男性育休を取得した主夫としての総括を書きました。
その中で育休をとってよかったと思う理由について3つ記載しました。
- 育児について、子どもと向き合う時間が長く、パパの自覚が生まれたため。
- 家事について、妻が普段行ってくれている家事の全体像が把握でき、私自身できることが増えたため。
- 家計について、家族に関する将来像を考えることができたため。
今回はその2.家事編です。
家事というより、料理に関することを書きます。
気づきや考えたことのメモになりますことをご了承ください。
ボヤキ
私「育児本に書かれていること、このブログに書きたいことと似ていることが多くて、自分の考えも間違ってないんだなって思った!」
ママ「(テレビを見ながら)へーそう。ってかこの平野紫耀くん、かっこいい時の髪型だ!」
私「(間髪を容れずその感想…絶対私の話聞いてない)確かにかっこいいね!」
ママ「だよねー!」
家事を行う上で一番の報酬は、相手への思いやりです。
パパは海のような広い心を持ちましょう。
タイムスケジュール(再掲)
まずは家事全般を把握するために、
前回把握した、娘が生後2か月ころのおおよそ1日の、
私のスケジュールを再掲します。
1日のスケジュール
**********
8:30起床
食器片付け
洗濯物取り込み、たたみ、しまう
加湿器給水
朝ごはんの準備
掃除機かけ
ゴミ集め、ゴミ捨て、ゴミ袋セット
**********朝ごはん食べるまでに40分
洗い物1
オムチェン(おむつ替え)、抱っこ
10:00〜12:00自由
昼ご飯準備
洗い物2
オムチェン(おむつ替え)、抱っこ
買い物(献立考案、リスト化)
15:00〜17:00自由
お風呂入れ
風呂掃除
風呂沸かし
夜ご飯準備(献立理解、材料や器具の用意、切る、入れる、調理)
洗い物3
オムチェン(おむつ替え)、抱っこ
20:30〜21:30自由
ミルク作り
寝かしつけサポート
22:30〜自由
就寝
**********
現状
料理において、今まではパパ(私)の食べたいものに対して、
ママが献立を考え、買い物を実施、料理まで実施していました。
パパは食べ終わった皿を洗うのみで、時々評価(美味しい!と伝える)係だったと思います。
厄介なことに、パパは多くの野菜摂取を希望することが多く、
家計のうちの食費が高いというママの認識がありました。
課題
現状を認識した上で課題を考えてみますと、以下のようになりました。
- A.健康的な栄養バランスを考えたときに、どのくらい野菜を摂取すべきなのか把握できていない
- B.食費が高い
- C.献立考案~料理まですべてママ一人で行っており、役割分担が不均衡
これらの課題のうち、AとBは保留とし、Cを最重要課題として解決することにしました。
課題検討
課題検討の結果は以下の通りです。
課題A.健康的な栄養バランスを考えたときに、どのくらい野菜を摂取すべきなのか把握できていないについて
まずは健康的な生活のために、生活の三要素「食事、運動、睡眠」が大事だと考えました。
食事については、栄養バランスを保ちつつ、安く抑えたいニーズがあります。
運動については、娘とのお散歩と、入浴中のストレッチで対応することにしました。
睡眠については、決まった時間に寝るという規則正しい生活、
起床には音と光を利用した機器(IoT電球Hue、アプリSleep Cycle)で対応することにしました。
ちなみにIoT電球のHueは、メンタリストDaigoが書籍『超集中力』で紹介していた機器です。
IoT電球Hueは、時間になると電気をつけるというタイマーをセットすることができたり、スマートフォンで操作できたりします。
朝6:30にセットし、起きた時にはライトがすでについている状態で、
それなりに気持ちが良いです。
ただやはり太陽光に勝る光はないので、陽の光を浴びましょう。
さて、生活の三要素「食事、運動、睡眠」のうち、運動と睡眠は対処できそうだったので、
食事についてお話を進めます。
食事を提供と摂取、あるいは需要と供給として捉えると、
まずは需要という側面で、成人の1日の目安エネルギーが知りたくなり、簡単にググりました。
こちらのサイトで、成人の1日の目安エネルギーが計算できます。
ただし、これを満たす献立を考えるの面倒!という結論に至り、一旦エネルギーに関しては保留にします。
課題B.食費が高いについて
食事の供給という側面で、食材を調達することを考えます。
食費について世間一般の目安として、月の予算は収入の15%らしいです。
ここで、各食材費の把握が必要(固定費、変動費)と考えました。
しかしながら、これについても上記を満たす献立を考えるの、面倒!という結論に至り、食費についても保留にします。
課題C.献立考案~料理まですべてママ一人で行っており、役割分担が不均衡について
役割分担がアンバランスであったことを反省し、いったんパパが料理全般を担当することを合意しました。
料理全般を担当することで、私自身が経験し理解したうえで、
今後の役割分担について議論していくことができるためです。
私の人生の指針、セルフリファレンスの権化です。
※自己紹介記事を参照
さて、改めて料理の要件を思案し、3要件「安い、栄養、ラク」について考えます。
まずここでも安いについては、課題B(高い食費)で検討した通り、保留とします。
栄養については、簡単に調べた結果、
迷った時の万能食材として下記を前提知識としてインプットしました。
- (常備1)ごはん、卵、鶏むね肉、豚こま切れ、高野豆腐、大根
- (常備2)キャベツ、もやし、ジャガイモ、豆腐、納豆、鮭/鯖切り身、サンマ
- (常備3)アボカド、バナナ、パスタ、そうめん
ラクについては、自分で考えるよりなるべく自動化したい、でもカスタマイズもしたい思いがありました。
分からない人間(私)が考えてもらちが明かないため、有識者にお話を聞くべく、
管理栄養士の資格を持つ友人に相談しました。
相談の結果、当面スマートフォンアプリを利用することにしました。
解決策
以上の検討の結果、3つのアプリを駆使した実施計画に至りました。
- 基本的にアプリ「Menew」で自動的に6日間の献立決め、買い物リスト作成する
- 別途食べたい献立があれば、アプリ「クラシル」で対応、余った食材はアプリ「pecco」で残りの1日を決定する
- 1週間実施してみて、食費の目安を把握したうえで次週の献立に反映する
アプリ「Menew」によって献立決め及び買い物リスト作成が自動化されることで、
料理の三要件のうち「ラク」を満たすことができます。
買い物リスト自動化機能は、本当に感動しました。
さらに、管理栄養士の友人も3つのアプリ「Menew」「クラシル」「pecco」を利用しているという実績から、
保留にしていた課題A及び料理の三要件のうち「栄養」を解決できる見込みです。
そして1週間のPoC(Proof of Concept)実施後、次週どうするのかを改めて決めることによって、
保留中の課題B及び料理の三要件のうち「安い」を満たすことを目指します。
実施結果
まず結論から申し上げますと、とてもうまく運用することができました。
結局、使用したアプリは2つ「Menew、クラシル」となりました。
peccoは、購入材料の残り物が少なすぎて献立がうまく出なかったこと、
さらに複数を使い過ぎるのが面倒という理由で削除しました。
また後から知ったことですが、アプリ「DELISH KITCHEN」でもMenewと同様のことができるらしいです。
ただ、自動で買い物リストまで作成してくれる機能はないかもしれません。
ここで残念ながら、保留中の課題B及び料理の三要件のうち「安い」を満たすことは残課題となりました。
絶対的信頼を置くアプリ「Menew」の、自動献立のまま作ろうとしてしまい、
普段買わないような食材も一部購入したことで、材料費が高くなってしまいました。
私が担当する前はすべて妻が材料調達を担当しており、
その時と比べて、食費が約1万円も上がってしまいました。
申し訳なさと同時に、妻の材料調達能力の高さに、驚きと尊敬の念を抱きます。
これについては、今後も料理を続け経験値を高めてレパートリーを増やすことで、
今ある食材で献立を構成する能力を身に付けたいと思います。
ここで参考までに、料理したものリスト、46日分の夕食一部抜粋は以下の通りです。
レタスチャーハン、和風ハンバーグ、ハヤシライス、ツナコロッケ、ニラ玉、小松菜ベーコンスープ、生姜焼き、カボチャの煮物、ネギと長芋オムレツ、肉じゃが、長芋のり和え、カレー、カレードリア、小松菜スープ、キャベツ味噌炒め、肉じゃがマヨ炒め、ちらし寿司、味噌汁、焼きアスパラチーズ、白身魚の洋風レンジ蒸し、ポークソテー、ブロッコリーポテトサラダ、大根と厚揚げの煮物、ポテト卵焼き、たらこポテトサラダ、たらこにんじん卵炒め、ぶりの味噌マヨネーズホイル焼き、ブロッコリーの粉チーズ和え、豚バラ大根、タコの和風和え、蓮根と豚こんにゃくの旨煮、イタリアンコールスロー、豆腐ハンバーグ、オムライス、豚肉白菜のコンソメ煮、キャベツコールスロー、餃子、白菜とにんじんサラダ、鮭の塩焼き、きんぴらごぼう、卵の中華炒め、水菜とささみナムル、ロール白菜、アスパラのゴーダチーズ焼き、シチュー、キャベツの味噌煮、長ネギワカメのさっぱり和え、蓮根つくね照り焼き、白菜塩昆布和え、麻婆豆腐
料理やってる感ありますね!
ありがとうございます。恐縮です。
懸念と対策
・やっぱり別のものが食べたくなる等、臨機応変性が下がるのではないか?
献立決めの際にクラシルやググることでママの要望を伺うことで対応しました。
また、一度決めた献立については変えることはない方針でいきました。
・急に用事が入ってご飯を作る時間がなくなるのではないか?
都度コミュニケーションをとお互いできるところを担当することで乗り越えました。
また、すぐ用意できるもの(冷凍食品。または材料以外にも調理法を含む)をストックしておくことで対応できました。
・余った食材が無駄になるのではないか
都度材料でググることで、特に無駄にすることはありませんでした。
気づき
・家事も効率化したらストレスフリーになり、家事の中でナンバーワンストレスは料理
前回の記事で、主夫としてのスケジュールを把握した上で
各要素に分解し、アプリを利用することで考えるストレスを減らすことができました。
・料理は科学実験と類似しており、調理器具の性能で調理へのモチベーションが大きく変わる
まず、レシピには専門用語が多く、一つ一つの語を確認するのが面倒でした。
例えば以下のレシピを見てみます。
その時を含めた、レシピを見て直感的感想のメモがありましたので、紹介します。
(玉ねぎで1cmのくし切りってなんだよ)
料理って切り方まで指定されるの?たまったもんじゃない
「焼けてきたら」って色弱の私に色判断しろってのか?見えねーよ
全体に油が馴染むまで…
馴染んだ状態をど素人がどうやったら分かるんかね。
ひと煮立ちって何?
人が煮て立つわけ?
そもそもアクってなんなの?調べても良くわからんのだが。
てか新しい玉ねぎを出して切った後、冷蔵庫に昨日使った残りの玉ねぎあったやーん。新しい玉ねぎ出しちゃったわーい
小さじとか大さじとかいちいちスプーン変えんのめんどくさいよ
1.2を入れてってiPhoneじゃ数字が小さすぎて見えないから全部一緒にしちゃったよ
ねえ、またひと煮立ち?
三段階で味を染み込ませるだあ?
謎の三段論法なの?
落とし蓋って、普通の蓋とはなんか違うんか?
(別日)
やけにネギ多いなぁと思ってたら、今切っているのは長ネギで、必要なネギは万能ネギ(青ネギ)だったよ。やけにネギ一本って多いなと思ったよ。
このように、専門用語が多い点、一つ一つ調べる点は科学実験と料理は似ています。
次に、料理をプロセスで分解してみると、以下のように考えることができます。
献立考案→買い物リスト作成→献立理解→材料や器具の用意→切る→入れる→調理→食べる(評価)
これは科学実験のように、
目的把握→材料準備→手順理解→器具の用意→実験→結果レポートと類似しています。
このうち、前半はアプリで自動化できましたが、後半の切る→入れる→調理については、
調理家電や調理器具の性能で大きく効率化できると気づきました。
例えば、今使用している電子レンジは私が一人暮らしで使用していたものなので、機能が限られています。
電子レンジで加熱する料理の場合、性能が足りずなかなかうまくできません。
オーブン機能がないため、焼くこともできません。
こうなると料理へのモチベーションが下がってしまいます。
あるいは、みじん切りを行うにしても、一つ一つ切るのはとても面倒ですが、
みじん切り器具を利用すると、いとも簡単にみじん切りしてくれます。
感動のあまり、みじん切り器具を使用した際
「うおおおおおおおおお」と言いました。
本当です。
それに対して妻からの一言、
「別に普通じゃん。」
調理器具と料理のモチベーションは大きく関係していることに気づくことができました。
早々にオーブンレンジを購入したいと思います。
・料理ができなかったパパもやればなんとかなる
これについては、思っていたよりも「できた」と感じることができたのは、
ひとえに、ママがパパの自由な発想と行動を許容してくれたおかげだと思っています。
料理をするには、様々な器具や調味料などの事前準備が必要です。
焼きたいと思っても、フライパンがなければ焼けません。
酒、みりん、醤油を加えたいと思っても、なければ買いに行かなければなりません。
妻がこれらを日常のうちにそろえてくれているからこそ、すぐに調理に取り掛かることができるのです。
妻に感謝です。
学び(=新たに気づき、行動を変化したこと)
・家事は8割の継続性と、2割の創造性が求められ、大前提に必要なことは思いやりと主体性だと理解する
妻曰く、パパ自身できることが増えてきた弊害として、
にわか知識がついたせいで、いちいち口出しされるのがうっとうしいとのことです。
私なりのやり方でそれなりにうまくいってしまったがために、妻のやり方に口出ししたくなる事態がしばしば起こります。
パパはその場で言いたいことをぐっとこらえて、海のような広い心で許容しましょう。
後でそっと修正すればいい話です。
・美味しい、と口にする
特に料理をしたことで、こんなにも言われないと寂しく、また言われると嬉しい言葉なんだなと実感しました。
美味しいは幸せの素です。
・これからも心理的安全性を確保できるパパとして行動する
パパは海のような広い心を持ちましょう。
ご参考
料理について俄然やる気になった私ですが、
書店でこんな本に出会ってしまい、即買いしました。
私はデータ分析を頑張るコンサルタントですので、
タイトルと副題(料理を支える自然言語処理と画像処理)を見た瞬間
「これは!!!」
目をきらめかせました。
本当はブログでこういった書籍の紹介がしたいのですが、
これについては「いつか実施できたらいいな」という、淡い淡い野望としておきます。
2.家事編まとめ
いかがでしたでしょうか。
諸々気づきや学びがありましたが、総じて
妻が普段行ってくれている家事の全体像が把握でき私自身できることが増えた
ことが育休を取って良かった理由です。
私は自分で経験することが、一番の説得力と考える節があります。
自己紹介で述べた、セルフリファレンスの権化です。
※自己紹介を参照
男性育休取得にネガティブイメージがある方、
ママとして育児に奮闘されている方、
そして私の私生活が気になる方にとって、少しでも頭の片隅に残れば、筆者冥利に尽きます。
次回の最終回は3.家計編です。お楽しみに〜
はまを